2025年共通テスト所感

お疲れ様です。数ラボ講師の横谷です。先日実施された共通テストの所感を載せたいと思います。試験を受けたみなさん、本当にお疲れ様でした。

数学IA
前年に比べマーク数が少し上昇したが、その代わり計算量が減ったため重さについては前年とあまり変わらないか少し解きやすくなった印象です。
また、新課程で数学IAに加わった内容である
データの分析分野の外れ値・仮説検定、
また場合の数・確率分野の期待値は全て出題され、仮説検定は試作問題同様の形式で出題されたのでしっかり確認していれば解きやすかったかと思います。
難易度については予想していた通り第1問の図形と計量、第3問の空間図形など難易度の高いものも見受けられましたがやはり全体としての計算量が減ったため例年に比べ解きやすく感じた人も多いと思います。とはいえ、さすが共通テスト数学。難しいことには変わりません。今年も平均点は55点〜60点あたりになるのではないでしょうか。

数学IIB
分量としては試作問題にくらべ少なかったです。難易度としては難しいと感じる問題も多かったかと思いますが、これらは共通テストのその先、大学の個別試験まで数学を使うことを想定してしっかり勉強していれば解けた問題も多かったかと思います。そのため点数により開きがでることが想定されます。
例えば第1問三角関数でsin=sin型の方程式で角にあたる部分を比較する問題、範囲によって考えづらくなる問題ですが、こちら大学個別試験ではよく問われるのでしっかり勉強していれば意外と容易に解くことができます。共通テスト数学以前に"数学の試験"であること、マークとか記述とか関係なく総合的に数学をしっかり勉強することができれば高得点をとることができるそんな問題だったかと思いますので、今後受験するみなさんはこのことを肝に銘じて毎日の勉強を頑張ってほしいと思います。

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