2023年昭和大学医学部医学科入試問題(数学)の所感

こんにちは。数ラボ講師の横谷です。
今回は先日実施された昭和大学医学部医学科の入試について書きたいと思います。

まず、私立医学科の入試は
1次試験(学科試験)実施→1次試験合格者に対して日をあけて2次試験(面接や小論文)が実施
で構成されます。

近年の私大医学科の難易度はとてつもなく上がっており倍率が20倍前後になることも普通で、後期試験になること100倍を超えることもあります。

昭和大学に関して言えば例年倍率は15倍前後になり、
加えて私立医学科の中でも上位10番以内にはいる難関大学です。

試験科目は数学(か国語)、英語、理科(物理・化学・生物の中から2科目)となります。

今年の数学の試験では

1.複素数平面と2次曲線
2.方程式、指数対数関数、ベクトルの小問集合
3.数III微積分
4.場合の数(と整数の性質)

といったラインナップでした。

全体的にボリュームのある幅広い出題で試験時間に対して問題が多いです。

ちなみに昭和大学では
数学と英語合わせて試験時間140分という制限時間で少し特殊な組み合わせです。
(実は数学じゃなくて国語、英語での受験もできたりしますがそうするひと、合格者はごく少人数です)

内容については
第1問(複素数平面と2次曲線)で
正多角形(今回は正五角形)と複素数方程式、双曲線の問題が出題されたりと数IIIを選択している新高3生にとっても馴染みの深い出題でした。

また、時間制約の強い今回の試験、
例えば第3問の体積計算で積分を使うのですが
ここでカッコの累乗の積の定積分がでてきます。
なにも工夫せずやる場合はそのまま展開して5次式の積分をすることになり時間がかかりもちろん計算ミスの確率も上がります。
しかし、実は
   ・みなさんお馴染み"1/6公式"
の導出時に行う計算の工夫や
   ・部分積分法
をうまく使うととても早く計算をすることができます。

このように数学IIIの微積分では計算量を減らしてくれる便利な工夫がよくあり、このあたりは導出などの原理をしっかりと理解した上で知識として知っておくと便利だったりします。そして計算の工夫は数学IIIでとても重要です。
授業でもしっかりと可能な限り紹介していきます。

ここからさらに私立大学、そして国公立大学2次試験がはじまっていきます。受験生のみなさん、心から応援しています。

数ラボのブログでは今後
早稲田大学、慶應義塾大学、東北大学、東京大学、一橋大学の入試についても書いていく予定です。

☆☆体験授業は随時受け付けしております☆☆
数学専門塾 数ラボ https://su-labo.com/
TEL:027-328-1300

0